当協同組合は中小運送事業者によるパソコンを駆使した貨物・車輌の情報交換をメイン事業として設立。きっかけは、物流二法(平成2年12月施行)に対する 不安と危機感、そして積み合わせ規制緩和、地域環境への取組みによるものです。大手メーカーの物流部門への進出、大手路線会社の区域事業への進出など、経 済的規制緩和と社会的規制強化への対策として、平成元年に明石市、神戸市の区域貨物運送事業者が集まり、共同輸送による輸送効率の上昇を目指し、“物流ネットワークシステム研究会”を発足させ、各社の貨物車輌情報をオンライン化、共有するシステムを構築してまいりました。
その一方で、自社の情報提供はタブーとされてきた閉鎖的業界において、秩序と相互扶助の精神を徹底するため、諸規定の策定を急ぎ「ヒューマンネット」「信義と商道」 の基本理念を構築しました。こうして、平成3年4月に物流ネットワークシステム協同組合として認可された後、我々のシステムは多くの同業者に指示され、同 じ目的の協同組合が全国各地に誕生し、平成8年11月に日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会として認可されるまでにいたりました。
平成12年にシステムはイントラネット化され、現在、全国122協同組合1648社にまで拡大した連合会は、日本最大の求貨・求車システムの組織と運輸業界で認知されております。 当協同組合は、日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会の創始協同組合としての努めとして、今後も環境にやさしい効率輸送を追求してまいります。